【北九州市八幡西区】昭和を感じさせるノスタルジックな雰囲気漂う堀川沿い。失われてはいけない懐かしい景観。
開発が進む折尾駅の裏を流れる堀川をご存知でしょうか。この川沿いには今もなお昭和の面影を残すスナックや立ち飲み屋、小料理屋等が立ち並んでいます。これら堀川沿いの飲食街は土地区画整理事業の区域内にあるため、多くの店舗が営業を終了しており、建物の移転も検討されています。しかし、地域内外の多くの方々からこの風情ある景観を残してほしいとの意見が行政に届いているそうです。
堀川沿いを歩くと、昭和の古き良き時代にタイムスリップしたかのようなノスタルジックな景観が目に飛び込んできます。昭和の時代に青春を過ごした方々は、この佇まいに懐かしさを感じざるを得ないのではないでしょうか。平成以降に生まれた若い方達にとっては、昭和の独特な雰囲気を感じられる数少ない貴重な場所となっているように思われます。堀川は、遠賀川と洞海湾を結ぶ人工河川として北九州、筑豊の産業発展に大きく貢献してきました。平成19年11月30日には「地域活性化に役立つ近代化産業遺産」に認定されています。
堀川周辺には「ねじりまんぽ」と呼ばれる旧西鉄折尾駅高架橋があります。特殊な工法で作られたこのレンガ造りのアーチは、全国でも20数カ所しか残っていないそうです。こちらも北九州市の貴重な歴史資料として是非とも保存していただきたいものです。久しぶりに折尾駅の裏通りを歩いてみると、新しいお店が何軒かできていることに気づきました。堀川沿いには新芽も芽吹いているようです。折尾駅では、令和5年2月4日には「鬼ヶ島」と題したイベントが開催されます。鬼や和装を中心としたコスプレイベントや音楽ステージ、和装で折尾駅前や堀川沿いを練り歩く「和 de Orio 街歩き」等、ユニークが企画が目白押しです。この機会にノスタルジックな堀川沿いの風情を楽しんでみてはいかがでしょうか♪
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